育児について調べていると、よく「叱らない」とか「怒らない」ことが大切と目にすることがあるけれど、ダメなことはしっかり教えてあげないとダメなのでは?
そうだよね、もちろんダメなことは教えないといけないよね
そう!「教える」は大切
でもそのために叱る・怒るは待って
3歳未満の子どもにとっては、
叱る・怒る = 恐怖を与えるだけ
脳が萎縮し、聞きたくない、逃れたい感情しか生み出さない
つまり、内容はほとんど入っていかない、ということ。
それって、良いこと1つもない。
親の感情をぶつけているだけ。
じゃあ、どうしたらいい?
衝動的に声をかける前に一旦深呼吸
その間に子どもの起こした行動を分析してみよう
子どもの困った行動を分析
- 何がイヤ?
- 何がしたい?
- 思ったようにうまくできない?
- 甘えたい?
- 眠い?お腹が空いてる?
・不快そうな行動であれば…
不快の根本をできるだけ解消へ。
特に我慢が不可な1歳台は環境を変えたり等、大人が状況を変化させ、気持ちの切り替えをお手伝い。
言葉が扱えない時期にそのまま我慢させるのは難しいもの。
子ども達は、今!この瞬間!だけを見ているもの。
しかし、3語文が出てくる2歳頃になると物事の法則性も得ていきますので、我慢の練習も徐々に必要です。
絶対的に赦してはいけないものは断固として赦さないことも大切となります。
困った行動を起こすことにより願いが叶えられると学習すれば、次も同じ手段で貫こうとします。
お菓子で黙らせる、YouTubeで黙らせる、はNG!!
ここは親の忍耐力も試されます。
・問題行動が楽しそうならば…
構って欲しい可能性あり。
叱ったり怒ったとしても親に構ってもらった成功体験となるので、余計にその行動で構って貰おうとエスカレートするだけ。
なのでこの場合は穏やかにしれっとスルー。
この方法では構ってもらえない、親は何も変化しないと諭させる。
もちろん1回では済まず、繰り返していくことで諭っていくので時間はかかる。
しかし、叱り続けるより早く終わるはずです。
そして、怒る、叱るで正しい行動に導くのではなく、
望ましい行動で褒める(ささいなことでも一瞬のことでも)
これを繰り返すことによって正しい行動に導いていく。
子どもはパパママの喜ぶことが嬉しいので喜んだことをそれをやる傾向があるため。(そのためには愛着関係が絶対必要)
もし親が求めている行動をしてくれないと感じるなら、
今はそれをやりたくない明確な理由がある、または、
その事柄自体が子どもにとって難易度が高すぎる可能性がある。
グッとハードルを下げて提供してみる。サポートはできるだけさりげなく。
何事もスモールステップが大切。
そして、その事柄がいかに楽しそうであるかを演出。
子どもは遊びで生きている。どんなことも基本的には楽しく感じないとやらない。
できないことは、まだできなくて当たり前なのです。
親が求め過ぎていないかも見つめ直してみよう。
「できること=習慣化できること」ではない。
叱るは知能年齢3歳レベルに達してから。
お話上手な2歳児でも叱るはちょっと待ってね。
でも、
わかっててもつい「ダメ」って言っちゃいそう
もしつい「ダメ」って咄嗟に言ってしまったら、
「でも◯◯したかったったんだよね」
と、すかさず共感の声をかけてあげてね
それならできそう!
心がけてみる!
叱らない育児は放置の育児ではありません。
子どもが何をしても許すものではありません。
自由に振る舞わせつつも、不快は最短で済むようにしっかり大人がコントロールしていくことが絶対です。
そのための努力や苦労は必要ですが、必ず後から良い形で親にも子にも返ってくるはずです。
一緒に頑張っていきましょう。
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